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2016.10.31
一戸夢ファーム通信(10月31日号)
明日から11月~夢ファームの今
植物の生きる仕組みの奥深さ生き残るとはそういうことか
ひとひらのもみじなれども生きてます。
(柳川紀真)
今朝の通勤路の銀杏は寒さが急なのか緑のまま黄葉することもなく落葉している木もあります。
寒さは上から来るため上の葉が落ちて金色の銀杏がたくさん着いていました。
今朝は-3度以下に下がりました。
奥中山は29日-2.5℃、30日-3.3℃、31日は-3.8℃の記録です。29日に初氷でした。
そのため夢ファームの隣の開拓記念公園の黄葉はかなり落葉しましたがまだまだきれいです。
葉っぱの緑はクロロフィル、寒くなるとクロロフィルが分解し隠れていたカロチノイドが黄葉の主成分とか…
植物では銀杏のように黄葉で終わるものも…
そして赤くなるのはアントシアニンの発現…カロチノイドと赤い色素が均衡するとオレンジ色に…
アントシアニンが勝ると赤くなるとか…
秋になると葉っぱのクロロフィルには光りが強すぎアントシアニンは光の吸収を制限してクロロフィルを護るとか…
黄色のほうはそのような効果はなく全て光りを吸い取りクロロフイルの破壊が進むのだそうな…。
写真のようにひとひらの葉っぱでも赤の濃い部分と薄い色のところがあり、赤味の強い所は日当たりの強いように観察しましたよ。
いつごろから植物はこのような性質を身に着けたのでしょうか。葉っぱの生きる知恵…紅葉の生理学です。おもしろいですね。
ついに外のレインコートのトマトは昨日までは良かったけど今朝は完全な凍害で終わり。ハウスは大丈夫です。
食いものが少なくなったためか土曜日に赤いトマトはカラスの食害も受けました。
雪の降る前にネギの作業もたけなわ…明日は天気予報に雪マーク…どうなるでしょうか。