はじまりは、夢ファーム。新規就農者のための農業研修機関

一戸就農ストーリー

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一戸就農ストーリー

ひとりで、地道にこつこつ野菜と向き合う。
農業は、
自分に合っている仕事だと思っています。

稲葉さん

農業経営開始:平成28年4月1日
品目:トマト、スナップエンドウ、タラの芽
選択肢の1つとしてスタートした農業

農業をやってみたいという思いは昔からちょっとだけありました。両親は農家ではありませんでしたが、祖父母が農業をしていました。小さい頃にその祖父母も農業はやめてしまいましたが、それまで毎年稲刈りのときだけは手伝っていました。生活の一部でしたし、楽しいというわけではないですが、慣れているという思いがあって、学校を出て就職することを考えたとき、農業は選択肢のひとつになっていました。そんな頃、両親が夢ファームに関する情報を持ってきたのがきっかけで、農業をやろうと一歩踏み出しました。

夢ファームの経験からトマト農家に

 夢ファームでは、様々な種類の野菜の育て方を学びました。今は主にトマトを育てています。品種は「りんか」。夢ファームでも育てていましたし、トマトは県の中でも主力の野菜で、経験者も多いのでいろいろ相談できたり、なにより畑の面積が狭くてもたくさん収穫ができます。自分の土地のほかに農地を借りて栽培しています。
 ハウスと、レインコートと呼ばれる、雨よけだけがついたスタイルで育てています。レインコートはハウスの10分の1くらいの費用。その分、病気にかかりやすいなどリスクもあります。作業時間を短縮することができるトマトの枝の支え方なども、夢ファームの頃の研修先の農家で教わったことです。現場は本当に勉強になりました。
 県北で値段が上がる夏から9月ころに収穫が増えるように育てています。1つの品目を育て続けることは、夢ファームと違う点ですが、やらなければいけない様々な作業を毎日続けています。
両親にはたまに草取りを手伝ってもらったりもしますが、基本的にはひとりで作業しています。夕方になるとラジオをかけたりしますが、静かななかで1人で作業するのはあまり苦ではないです。同じことをこつこつと続けることは自分に向いていると思います。

農業はひとつの選択肢だった
JAトマト部会で単収上位に入れたことが自信に

 就農した年はスタートが遅かったのですが、それでも10t収穫できました。その年の12月にJAのトマト部会で一年の結果をふりかえるのですが、そこで単収上位者として名前が出たんです。一生懸命やってきたことが結果になったことが、とても嬉しく励みになっています。今年は13t収穫が目標です。
 夢ファームで基本は学びますが、自分の畑を持つと土が違うので肥料も違いますし、地形によって風の当たり方も違います。日々直面する問題に、自分で考えてなんとかしたり、先輩の農家さんにアドバイスをもらったりしてトマトを大事に育てています。夢ファームで実際の生産者のもとで研修できた経験がよかったと思います。

冬は、地元の伝統工芸にも挑戦したい

 夏はだいたい6時に起きで収穫して出荷し、ごはんを食べて、作業をして夕方また収穫。休もうと思えば、仕事を前倒しにして休むこともできますけど、夏はほとんど遊びません。冬に遊びます。本を読むとか、好きなことをします。
 いまは忙しいですが、地元鳥越の竹細工にも興味があって、この冬から挑戦したいと思っています。小学生のころ体験学習で編んだことがある程度なんですが、改めてトライできればと思います。
 冬の収入としては、昨年から別の畑でタラの芽を育てています。今年が収穫の年です。作物の作業時間が重なったりと、自分の思い描いた通りとはいえませんが、夢ファームで先生たちに相談して、意見を聞いて計画が立てられてよかったです。

単収上位者に名前が入ったことが自信に繋がった
自分ひとりで、最初から最後までできる仕事

 同じことをこつこつ続けられるとか、考え方とか、農業向きの性格のようなものはあるのではないかと思います。自分は、合っていたなと、感じています。いまのところは、一生農業をやっていけそうな気持ちはあります。
 就農したら自分でぜんぶやらなきゃいけないのは大変なことではありますし、プレッシャーも少しありますけど、農業の魅力は自分で作物を育て、それを出荷してと、最初から最後まで自分でできるのがいいなと思っています。人を使って大きくというより、自分ひとりでやれる範囲で、収穫を増やしていきたいですね。将来的には、ハウスもあと5棟足して、畑を2反(約600坪)に広げて、トマトの収穫を増やしていきたいです。

自分ひとりでやれる範囲でコツコツと